会談では、ホ・キ・ミン常務副委員長が、2020年のダナン市の社会経済開発の概要を紹介した。中では、自然災害と伝染病の影響により、経済部門、特に観光・サービス業が打撃を受けたことを強調した。2021年のテーマは「成長の回復と経済発展の促進の年」といったテーマとして、ダナンは海外からの進出企業へのサポートをしながら、観光、サービス、ハイテクの分野への投資促進を取り組むことを示した。

情報技術の分野では、ダナン市は2022年初頭に部分的に稼働する予定の第2ソフトウェアパークへの投資に着目している。このため、ホ・キ・ミン常務副委員長は、英国からのテクノロジー企業はより同パークへの興味及び進出計画を図ることに期待する。

ホ・キ・ミン常務副委員長は、エミリー・ハンブリン氏に対し、英国からの企業はダナンハイテクパークの視察し、協力及び投資関係を形成するための架け橋としてなってもらうことを依頼した。特に、ダナン市人民委員会は、英国からの投資家による気候変動、環境、持続可能な開発プロジェクトなどの協力に期待することを明らかにした。

ダナン市人民委員会のホ・キ・ミン常務副委員長による在ホーチミン市英国総領事のエミリー・ハンブリン氏への記念品贈呈

在ホーチミン市英国総領事の総領事であるエミリー・ハンブリン氏は、ダナンをはじめ、ベトナムの伝染病の感染防止と予防に対し、高く評価した。エミリー・ハンブリン氏により、長年にわたり、ダナンと英国の間の貿易関係は非常に前向きに発展してきたことを示した。ベトナムと英国間の自由貿易協定（UKVFTA）の締結は、双方の企業に対し、多くの実際的な利益を与えている。特に、UKVFTAに基づく輸入税の免税・減税の対象となる品目の中には、ダナンの主要製品である冷凍シーフード、繊維、家具などが注目されている。

エミリー・ハンブリン氏も、ダナンには現在、インフラストラクチャ、定価の生活費、大学の普及ソフトウェアパークの発達、国内のトップとなっている情報技術インデックスと言ったメリットがあることを述べた。同氏は、都市の潜在的な位置により、英国の企業は多くの分野で投資の機会と協力を見つけるだろうと確信している。

2020年には、ダナンの英国への輸出売上高は約3,000万米ドルである一方、英国の企業はダナンに約1億米ドルを投資している。

THUY THANH