日本ベトナム文化経済観光交流団はベトナム訪問中、1月13日にベトナム・日本観光セミナーを開催し、両国の数百人の参加者を誘致した。
セミナーの課題は、日越双方向の観光客数と地方間交流の状況についての相談。また、双方向の客数を促進することに関して意見交換をした。
国際観光振興機構(JNTO)清野 智理事長によると、2020年の最初の大規模訪問はベトナムを選んだ。観光は両国の重要な分野だ。ベトナムと日本との関係は長い歴史を持っており、400年前に日本の商人がホイアン旧市街で貿易を営んでいた。それから貿易はじめ様々な分野の発展が進んでいる。
ベトナム文化・スポーツ・観光省大臣は両国の観光振興機関、地方と旅行会社に引き続き観光の協力計画を提案することを依頼
日本観光庁の田端浩長官はベトナムを日本の重要な20市場の一つだと評価した。
田端浩氏は、「両国政府が掲げた目標を達成すると確信する。1月1日から、観光庁は魅力的なプロモーションを出し、より多くのベトナム人に日本へ観光に来て欲しい。また、入国手続きを緩和しており、そして、お年よりや障害者も簡単に日本に来られるために障壁のない多言語環境を作るようにする。」と述べた。
ベトナム文化・スポーツ・観光省グエンゴックティエン大臣によると、両国の外交関係樹立47周年に向かえるところ、全面における協力が絶えず強化されてきた。現時点は二国間関係を戦略的パートナーシップに深化しており、ここまで関係が最も良好な時期になっている。ベトナム文化は日本のと共通点がたくさんある国だ。ベトナムの観光資源・観光商品が豊富であり、文化、遺産、エコツーリズムからビーチリゾートまでが整っており、日本人観光客の好みに最適だ。
JNTOとベトナム観光総局の統計によると、この10年間の間に、訪越日本人観光客が8~10%増。2019年双方向の観光客数が1,447,000人であり(前年比で18.9%増加)、訪日ベトナム人観光客数が495,000人であり(27.3%増)、訪越日本人観光客数が952,000人(15.2%増)だった。これはここまで最大の増加率だ。 |
他方、ティエン大臣によると、2019年、ベトナムは約100万人の日本人観光客を迎えた。また、11ヶ月の訪日ベトナム人観光客数は50万人だった。日本はベトナム人にとって人気のある旅行先になっている。両国の観光が今後一層発展すると確信される。
この結果は、ベトナム文化・スポーツ・観光省の日越間の文化・観光促進活動から得たものだ。具体的には、両国間の観光協力委員会の会議メカニズムを通て、ベトナム観光総局と日本の関係機関、協会、地方と協定書を結んだり、東京、神奈川、北海道、大阪、名古屋、福岡等においてベトナム観光PRプログラムを開催したりしてきた。観光を中心にして地域間の協力も広がっている。その内、都営地下鉄駅や窓上ポスターの掲出、又は都営地下鉄車内液晶モニターでのPR映像の放映、ハノイの道路やメディアにおいて東京PR映像の放映等、ハノイと東京との相互観光PRを実施してきた。
文化・スポーツ・観光省は両方の観光振興機関、地方と旅行会社の両国における観光促進行事に対する支援や観光客促進における取り組みに感謝した。
両国の数百人が出席したセミナー
ティエン大臣も、両方の観光機関、地方や旅行会社にこの機会に意見交換をしながら、新たな協力計画を提案して欲しいと述べた。2020年は双方向の観光客が200万人になる目標を達するように頑張るべき。
以上の目標を目指し、文化・スポーツ・観光省は日本に以下の内容を提案した。
・両方が締結した協定書の内容を展開すること
・頻度に両方の市場、商品、観光客のニーズについて情報交換
・両国の政府が観光客数を増加させるために配慮すること
・ベトナムと日本における観光促進行事を相互支援
THANH THAO